今日もまた隼さんとこで独特な会話をしてきたのだが、
その中で考えさせられるテーマが出た。
WEB業界に転職するとして、
面接に作品(自作HP)を提示する必要があるのだが、
その作品、
どんな会社に入ろうとしてるのかによって変わってくるってことだ。
当たり前っちゃ当たり前。
よもや当然のことではあるんだろうけど、
おれの頭の中ではこれっぽっちも考えられてこなかった要素。
それを意識するのとしないのじゃまったく違う。
会社には個性があるし専門がある。
具体的な例は細かいので省いちゃうが、
作品ってのはそれを考慮して作られるべきであり、
それを考慮した作品こそが武器になりえると思う。
ということはやみくもにいくつも作品サイトを作ったところで、
やり方としてはとっても効率悪いわなぁ。
作品にはこれを見せる!ってテーマを持たせなくっちゃならないわけだ。
それと同時に自分の入ろうとしてる会社のことを知らなくてはならない。
この会社はどんなジャンルに強い会社なのか、
そして今までにどんな仕事をしてきたのか、
それを知っておかなくてはならない。
じゃあどうやったらその会社を知ることができるだろう?
インターネットでぴょこぴょこする?
それだけじゃわからないだろうなー。
一番効率的で手っ取り早いのは、
まずは会社に出向いてしまうことだ。
すいません、おれ今WEBやりたくって就職活動中なんですが、
おたくはどんな感じの会社なんですか?
そうやっていっぺん門をたたいちゃうのも面白い。
それこそ作品なんて大したものじゃなくっていい。
もちろん手ぶらで訪問はかなりデンジャラスではあるけど、
むしろけちょんけちょんに叩かれて当然なわけだし、
そこはあんまり気負わないで持ってけばいいだろう。
その時点ではけちょんけちょんされようとも、
どうせまた門を叩くんだから。
そのときにきちんとやり直したものが提示できればいいじゃん。
「え?やりなおしてきたって?」
うーん、素敵な反応。
「前に来たときからあんまり時間かかってないけどかなり見違えるねー」
ま!うれし!
(超楽観主義)
そんなやり取りはどうでもいいが、
その時点でパフォーマンスは始まっている。
すでに2度目の訪問なのだ。
これでまたけちょん言われてもよし。
それで諦めるのはもったいない。
だってすでに2度来ているってことは、
それだけ名前と顔も印象に残ってるってこと。
つまり、ここで引くのはあまりにももったいなさすぎる。
あえてもう一度カムバック。
前回で得たヒントを元に、
作品サイトをもう一度作り直し。
「また来たねー」
ここが本番。こここそが本番なんだ。
今まではリハーサルみたいなもんだ。
3度目の門を叩いてなんぼ。
3度門を叩かれたら、
さすがに向こうの反応も変わってくるはず。
こいつ、あんまし実力ないけど、なんかやるな…。
技術力あるけどアピール力弱い学生とはなんか違うな…。
そう思わせたらもうおれのペース。
作品なんて所詮エサ。
勝負は結局自分自身でだ。
おれは人物で戦うしかない。
けれど人物で戦うならば、
おそらくそこらの学生あがりに負ける気はしない。
もしそれでもダメだったら次。
それでおれの器が見えないようなら要はない。
おそらくそこでいくらがんばったとしても、
それを正当に判断してもらえないだろう。
そんなボス、ひいては経営者の下で働くことに将来はない。
こっちから願い下げだバカヤロー!
(逆切れ)
戦略はそんな感じでいいんだ。
まずそのパターンに持っていければいい。
その作戦の精度をより高めるためには、
きちんと狙いを定めた作品が必要なわけだ。
結局のところそこがおれには一番の正念場。
実力真っ向勝負ってのが、
実は一番苦手だったりして。
けど弱音なんて言ってられん。
やらなきゃなんにも始まらないんだから。