beckのたねのタブー性
2月27日(月曜日)

beckのたねってのはホームページとして
ひとつのタブーを犯している。
いや、正確にはタブーと断言することはできないのかもしれないが、
多くの場合、成果としての結果的視点から、
確実なタブーとなってしまうだろう。

ベックのたねが犯しているそのタブーとは。
それはこのHPが「おれ」という人物のみを、
メインテーマにすえているってことだ。

基本的に自分をテーマにするホームページが、
不特定多数の人々に閲覧されることっていうことは、
その個人が有名人ででもない限り、
なかなかありえないことだとおれは考える。
おれとまったく面識のない人間が、
意図的にbeckのたねに興味を示すことは、
まずありえないからだ。

それは言い換えれば、
このHPには有効性というものが
まるで備わっていないってことを示している。
ひとに閲覧されないHPが、
本来的に担うはずの役割を果たすことは絶対的に困難だろう。

しかしながらbeckのたねはそれでもいいんだ。
beckのたねのターゲットはおれの友達+αにほぼ絞られている。
不特定多数の人々対して、
おれのことを紹介しようってサイトじゃあない。

なもんで友達に口コミで伝わり、
お気に入りにでも登録しておいてもらえれば、
それで目的達成なのである。
検索エンジンにひっかからずとも、
それはそれでまったくと言っていいほどかまわないのだ。
それで失われる要素はおそらく何一つここにはない。

beckのたねというものは良くも悪くも、
本来的なHPとしてではなく、
むしろ例外的に無目的なHPとして存在している。
純粋なHPなのか、
あるいはHPですらないのか?